虹の橋を渡る

まるでドラマのような出会いと別れの一週間でした。分骨したユキを連れて娘は九州へ帰って行きました。心が空っぽとはこういう状態をいうのでしょうか。あぁ目薬の時間、散歩に行かなくては、そうか、もういないのか、の繰り返しです。ペットが亡くなることを「虹の橋を渡る」というそうです。娘の婚約者が「虹のしるべ」というろうそく型線香を用意してくれていました。49本を毎日1本ずつ。お線香が無くなる頃には元気を取り戻して前を向くことができるでしょうか。

亡くなる二日前、高知で釣具の展示会がありどうしてもユキを置いて行くことができず、覚悟の上で一緒に連れて行ったのです。信じられないほどの食欲と元気で応えてくれました。道の駅でユキとアイスクリームをシェアしたり。初めて水平線を見ました。かけがえのない尊い時間で本当にしあわせでした。ユキは今頃虹の橋をどのくらい渡ったのでしょうか。