割れ窓理論

ゴミをわざわざよそから持ってきて捨てていく人がいる。片付ければまた投棄。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した割れ窓理論とは、一つの割れた窓を放置するとそこは管理されていないとみなされ、やがてビル全体の窓が割られ、地域の生活環境が悪化、ひいては犯罪の増加につながるというもの。なるほどと納得の理論である。小さな不正をも見逃さず正していくことで健全な社会環境を維持しようと、全国の自治体や警察で取り組みがなされている。無秩序は芽の小さなうちに摘み取ることが肝要。