アンパンマン号に乗る

列車に乗るのは何年、いや何十年ぶりだろうか。窓側の席に座り、おもむろに小説を開くというシチュエーションに憧れていた。久方ぶりのJR予讃線特急列車(しかもアンパンマン号!)にワクワクしてしまって小説の内容が一向に頭に入ってこない。めちゃめちゃイケメンの車掌さんが切符を確認に廻ってくるし。いけない。つい、おばちゃん視点。その昔、列車ではなく汽車と言っていた時代も懐かしい。思えばどこへ行くにも車での移動で、公共の交通機関を利用することはめったになかった。いつかのんびりと鈍行列車やしまんとトロッコ列車など乗ってみたいと思う。