ユキの両親はどちらも豆柴と呼ばれる小型犬である。ユキは豆柴の規定より若干大きめ。血統書はユキを譲り受ける際、将来何がしかの役に立つかもしれないと妹夫婦が計らってくれたものである。ユキが発症して以来、血統や血すじに関係なく等しく皆同じ命であることに変わりはないと考えるようになった。病気になりユキが子をもうけることはなくなり、さらには一度も恋愛?を経験しないままだったことはかわいそうにもある。今朝はユキの左眼が潰れてしまう夢をみた。夢だとわかってああよかったぁと胸をなでおろす。どうか今の状態をキープできますように。