ステキな捉え方

知的障がいのある長女は、衣類の表裏や前後を識別することができません。ズボンや肌着に目印になるようリボンを縫い付けてみました。この方法は以前にも試してみたのですが、まぁ試行錯誤です。先日長女と同じ小学校だった男性が釣具を買いに来られました。娘と同い年でしたね、と訊ねたら「色の白い子でしたね。よく覚えてますよ!」と。「特別支援学級にいた子」ではなく、色の白い子だったという捉え方が真っ先に返ってきたことが私は嬉しかったです。お盆に棚経に来ていただいた西江寺さまも同い年で、やはり娘のことを覚えていてくださいました。東京パラリンピックのもたらした功績のひとつとして、障がいは害ではなくその人の個性として捉えられる社会になりつつあると感じています。