穂積橋のガス灯

宇和島出身の法学者穂積陳重は銅像建立を辞退。「老生は銅像にて仰がるるより万人の渡らるる橋となりたし」その碑は橋から少し奥まった場所に控え目に建っています。ガス灯の灯っていた時代を知らずとも、ほづみ亭の趣きのある佇まいと相まってロマン溢れる風情があります。穂積陳重の妻歌子は、かの渋沢栄一の長女にあたるのだとか。宇和島とは深い縁があったことがわかります。