スティーブンキング IT

秋の夜長の読書。一番怖い話はなにかと夫に聞いたらスティーブンキングを薦められた。パフィオで取り寄せてもらい、現物を見てそのあまりの分厚さにたじろぐ。開くと一頁が上、下段に分かれている超長編で、しかも上、下巻がセットになっている。文字を脳内で映像に置き換えるという作業は、多分に読み手のイマジネーションに依るところが大きいだろうから、ビビりの人は恐怖倍増であろう。映画で見たことがあるのでネタバレではあっても、じわじわと迫ってくる恐ろしさは映像よりもインパクトが大きい。プロローグは風船を持ったピエロが現れてのっけからおどろおどろしい。読んでも読んでも長すぎて感覚が麻痺してきそう。上巻を読み終えたとしてもさらに下巻が待っている。ビデオで観るほうが手っ取り早いかも。