文集にみるそれぞれの半生

高校生の時分に何となくできた文学少女の集まりは、この夏50年の時を経て再び文集を発行するに至った。今回は当時お世話になった国語科のY先生にも寄稿していただいた。半世紀という時の流れは無常ではあっても、根本的な人格や人となりは普遍的なのだと思われる。それくらいみんな変わっていなかったのである。当時たくさんの本を読み熱く語りあった私達。誰ひとり作家にはなっていないまでも、それぞれの立場で文章を書くことに関わっていることができるのは幸せなことである。