眼球摘出以降、ユキの体には不思議な変化がいくつもありました。痛みから解放された生活は快適で、先生のおっしゃった通りとにかく元気になりました。毛が抜けて露出していた皮膚の色が短期間のうちに黒変したかと思うと、その後に毛が生えてきました。擦れて剥げていた首輪の跡やむき出しだったお尻も茶色い毛が生えつつあります。同時に何年ぶりかに訪れた換毛期。スリッカーブラシはとっくの昔に捨ててしまっており、皮膚を傷つけないよう今回はグローブを構えました。撫でるだけで面白いくらい毛が取れて、ひと回り体が小さくなったように見えるほど。抜け毛のケアやお掃除は大変ですが、それも新陳代謝が活発になった証です。新しい毛が生え揃ったら、また昔のような可愛いワンコに戻れるかもしれないと期待しているところです。