もしもあの時

今年初の菜の花を和え物に。調理しながら昔の学生時代の出来事を思い出しました。試験も間近い日、知らない男子学生からノートをコピーさせて欲しいと言われました。自分は「鍋の会」に所属していて野生の草を鍋にして食べているというようなことを言いました。初対面の唐突で厚かましい申し出は迷うことなくお断りしました。もしもあの時、私がもっと心優しい女の子であったならノートを貸しもしたでしょうし、それをきっかけに鍋の彼との交際が始まったかもしれず、ひいては今の人生ではなかったかもしれない。考えてもせんないことか。